解剖学教室へようこそ

解剖がそのうち始まるということで、単なる興味や動機付けで読んでみた。
どうして解剖をするのかということについての実利的な面からの説明を期待して読んだ。
何を学ぶべきかとか、実物で学習するメリットだとかを知りたかった。

自分で考えれば、少しはわかる。
三次元で人体というものがどうなっているかを把握できる。
また書物だと別々で学ぶであろうものを一つの人体という連関した形で見ることができる。
けどまあそのくらいしかド素人にはわからない。

要は解剖を専門にやっている人がどういう風な考えを持っているのか知りたかった。
今回の読書の場合、読書は他人にものを考えてもらうことである、というショーペンハウエルの言葉の通りである。

実際に本に書かれてあるのはどうして解剖をするかについて、言葉の性質からの説明をするということだった。
期待していた事柄はそれほど書かれていなかった訳である。
そもそも途中に、何の役に立つかという面からではない説明を行いたいと書いてある。
そこの近くには、解剖をするのはタクシー運転手が土地の地理を覚えるのと同じと書いてあったと思う。

言葉の性質の議論は教科書やセンター試験の文で読んだような気がして、それほど目新しいものでもなかった。
解剖の歴史についてはそれなりの勉強になった。
歴史を学ぶことの意義とか、本来の目的とは違うことではある。

読んでみればわかるが、この本では難しい議論は避けている。
ちょっと難しいとか後回しにしようとか、けっこう頻繁にこういう表現を見る。
だから軽い読み物であるという印象。
実際すぐに読めてしまう。
小中学生にはちょうど良さそうな読み物。
程度が低いってことじゃなくて、知識とか考え方で影響がありそうな年齢が小中学生くらいかなと思う。
スポンサーサイト

ポメラ

レポートを書くのにワードをよく使うようになっていた。
それと、趣味というか性分というか、勉強するのに、紙に教科書から作った要約や問題を書いてまとめることが多い。
そして手書きでまとめても、字が汚いし、加筆や修正ができないのでワードでまとめの作業をしようかと思っていた。

ただ障害が意外に多かった。
家にいる時間は少ないので、もしそうした作業をやろうと思ったら、パソコンを持ち歩かなくてはいけない。
高校生の頃、大学生はパソコンを持ち歩いているというイメージがあったんだが、これはとんだ妄想だった。

パソコン思いのほか重かった。
そして電池がこれまた思いのほか保たない。
最後に個人的にはけっこう大きい障害なのだが、大きく目立つ。
つまりは内職には向かない。

それで何か文書を書ける携帯機器がないかなぁと探していたら、ちょうど理想的なものが見つかった。
文書作成にだけ特化した機器。
大きさも重さも駆動時間も良し。
値段もメーカーの希望小売価格の半額くらい、14000円くらいで個人的には許容できる。

まだ買うかわからないけど、とりあえず探すのに苦労したから忘れると嫌なので書いとく。
誰かに聞いたら速かったかもなぁ。それなりにヒットした商品だそうだから。

グリーン・ゾーン

陰謀論が好きな人とか反アメリカ的な人には受けがいいと思われる。
ぼけーっと見られるアクション映画ではなかったかな。

宣伝に踊らされて見てしまった、というのが本音。
ボーン・シリーズと監督、主役同じって宣伝とか、あなたは最前線に送り込まれるとか。

前者については全く別の話なんで本編に関係ない。
まあハズレないだろ、という安心感は得られたのかもしれない。
市街戦や脚本とかうまくできていると思う。

後者のキャッチコピーに関しては、間違っちゃいないだろうが、あらすじも読まずに広告だけで判断したのが悪かった。
戦闘シーンが山盛りの映画かと勝手に思い込んでいた。
イラクでの話ってだけでも、だいたいどんな映画か想像ついたのになぁ。

結局自分が悪い。
勝手な想像をしていただけに、映画自体は悪いとは思わないが、映画館で見んでも良かったと思った。
政治的要素が大きい。

ストーリーはイラクでの大量破壊兵器についての話。
大量破壊兵器の所在を主人公が追い求めていくのだが、イラク戦争が題材で大量破壊兵器の有無がそこに絡むとなるとストーリーはほとんど見えてしまう。
特に結末、主人公の尽力の成否に関しては明らかにわかってしまう。
というか実際に起きたことに関してだから結末はどうしても絞られてしまう。
他の結末だとあまりに現実と解離し過ぎてチープな話になる。

物語の結果はほぼわかってしまうわけだが、どう収拾をつけるのかなと思って見ていたので、退屈ではなかった。
なかなかうまくまとめたなぁと感じた。
結末は重すぎない。ぬるいっちゃぬるいんで、気に入らない人もいるかも。

不満点は政治的なことを考えると噴出し始めるだろう。
まず悪役が一人で話を単純化しすぎている。
CIAのおっさん(ハリー・ポッターのマッドアイの人)が主人公に対して『事態は複雑』なんてこと言ってるけどね。
国防総省の人間一人がどうのこうのって話じゃない。

『何故』という点も抜けている。
国防総省のおっさんの動機すら触れられていなかったような気がする。
原因がおざなりにされているから、当然結果も放置。
誰が得したとかね。

こういうのをアクション寄りの映画に求めるのは良くないかもしれない。
逆にこういうのに触れていない適当さがこの映画をアクション映画たらしめているとも考えられる。

捉え方は人それぞれということは何度も書いている。
この映画を反戦映画とか反米映画のように感じる人もいる。
ただアメリカ人の高官に対して善良な米兵が抵抗するという構図や陰謀の上っ面だけさらっていることで、イラク戦争が美化されたように感じることもある。
架空の人物に責任転嫁し自らを被害者として正当化してしまう。
でっち上げの情報で戦争が始められたということを反省しなくては。
自己を正当化して安心して、反省はせず、また不明瞭な理由で戦争が始まりそうになったとき踏みとどまれないというのが怖い。
制作者がどういう意図で作ったのかはわからないが、良くない側面もある。

若者向けの映画じゃあないと思う。
政治に興味のあるオッサンには受けが良さそう。




スター・トレック(2009年)

何かSFを見たかった。

スター・トレックは正直見ず嫌いだった。
以下スター・トレックファンの人には本当に申し訳ないことを書く。

まずイメージとしてダサいというのがあった。
まず、というかこれだけである。
ダサいというイメージからいつの間にかつまらなそうと敬遠していたかもしれない。

第一に制服。
赤、黄、青ってアンタらいい歳して何レンジャーだよって思っていた。
絶対着ないだろって思う制服。
手が込んでいることも無く色の付いた無地の長袖Tシャツ着てる感じが、なんとも言い難いダサさを醸し出している。
たぶん、昔のシリーズの制服。最近のは知りません。
映画のは幾分かマシ。でもまあ...
ファンの人、すいません。

第二に登場する機械類。
といっても自分が知っていたのは宇宙船と銃くらいである。
だがダサさを印象づけるには十分であった。
宇宙船のあの奇抜な形状、今となっては受け入れられたが、小中学生の頃は格好悪いと思っていた。
今では味があっていい、くらいに思っている。
銃もあの初代ウルトラマンに出てくる感じのちっこく昭和を臭わすデザインをまたダサく感じていた。
これも今では銃が小型化するのは至極合理的じゃんという無駄に現実的な考えに至り、それほど気にはしていない。

最後に変な髪型の人。
彼、スポックは正にスター・トレック=だせえ、を自分に植え付けた人物だと思う。
たぶん一度、静止画でも動画でもあの髪型見れば、印象が残る。
あの髪型の破壊力は凄まじいと思う。
現実にいたら、間違いなくいじられる。
そして、劇中では誰も髪型に触れないという非現実がシュールである。
あの髪型で真剣に迫られたら...とか考えると面白い。
なんだかんだ書いたが、結局、好きなキャラクターになってしまっている。

ひたすらダサいダサい書いたが、映画は面白かったのである。
まあ見ず嫌いで見てなかったら見てみるのも一興だ。

冒頭がけっこう好き。

ストーリーは主人公の誕生から始まる。
これがまあ既視感のある話。よく言えば、王道。
熱い。親父男前すぎるだろ。
どっかで見たようなアルアル展開であるが、自分は好き。

続いてスポックと主人公カークの子供時代。

スポックはいじめられている。髪型のせいではない。
論理的云々うるさいバルカン人がいじめをやっている。
論理的ないじめなのだろう。多分。
スポックは地球人とのハーフだからいじめられる。
どうして母さんと結婚したのかと父親に聞く場面がある。
父親はバルカン人だから論理的に答える。
もうここら辺でスポックについてこの後どういう展開でどういうシーンがあってどういう会話がなされるか想像がついてしまう人もいるはず。
これも何かであったよ、と思う類いのシークエンスなんだけど、グッとくる。

カークの子供時代で印象に残っているのは、アメリカの荒野を見せられたこと。
世界観として、てっきり機械や金属だらけの未来都市的なものを想像していたので意外だった。

その後は端折れば、カークが大人になって船長への出世街道を突き進むという話。
カークの出世は主人公だし仕様がないけど、うまく行き過ぎってツッコミたくはなる。
後半はけっこうトントン拍子で、あっさりしていてそれほど面白くない。

この映画は中盤が面白く感じた。
敵の襲撃、スカイダイビングの場面から氷で閉ざされた惑星を脱出するまでくらいが面白かった。
敵の掘削機はスケールがでかくて、画として好きだ。
スカイダイビングの場面はなかなかに新鮮だった。
あからさまな死亡フラグを立てるやつがいて、それも久しぶりだった。
掘削機の上での戦闘場面は一番印象に残っている。
氷だらけの惑星ではエイリアンが見られて楽しかった。
もっとたくさん色々な星を見てみたかった。
中盤は他にもロシア人がワープ操作を頑張るのとかが良かった。
2012のロシア人もそうだったが、このロシア人も英語の訛りが特徴的だった。
実際にそうなのか、キャラを立たせる為にそうなのか、悪意があってそうなのか?

特殊映像はやっぱ最近のはすごいとも改めて感じた。
スターウォーズとか見直そうかと思った。
あと、タイムトラベルが話に絡んでくるが、うまく処理している。
ストーリー上うまく処理するだけでなく、ファンに対しての説明にまで利用しているので感心する。

見ず嫌いのおかげで、いい具合に予想というかイメージを裏切ってくれた映画。
ちょっと語弊があるかもしれない。ダサいイメージは完全には払拭できていないから。
つまらないと思っていたのは間違いだった。
自分の見たSFの中ではかなり良い部類。
なんでも見てみるもんですね。


TRIGUN Badlands Rumble

予告を見て、ちょー懐かしいと思った。
小学生の頃に見たはずの懐かしきアニメ。
原作の漫画の方は読んでいなかった。
アニメも全部見直して、漫画の方も全部読んだ。

アニメの方しか知らなかったが印象はけっこう強烈に残っていた。

オープニングがバカかっこいいという覚えがまずあった。
おそらくギターのインストで初めてかっこいいと思ったのはあれ。
アニメの曲と舐めてはいけない。今聴いてもかっこいいと思う。

次にキャラクターも印象的。
主人公の異常なまでの不殺主義。
アニメでも漫画でもそれを美化して描いていることは無いと感じる。
家族を奪われた人が敵を討とうとするのを止めようとして、ただ殴られるだけの主人公。
気の狂った人殺しでも決して殺そうとしない主人公。
現実的に、合理的に考えれば、殺すしか選択肢が無くても殺そうとしない主人公。
小学生の頃にはおそらくどちらかと言えば格好悪いとか頭の変な主人公だと感じていただろう。
最近見ても、じれったさを感じる。
だがその一途さにはだんだんと憧れを感じるようになる。

不殺を筆頭に主人公の考え方ははっきり言ってまったくの理想できれいごと。
正直嫌悪感を感じる人もいるだろう。
何故って少しでも戦争を考えれば、本当に現実からの解離が凄まじいからである。
人殺しについての命題は考え出すと暗い気持ちになるので止めたい。

不殺に憧れを感じながら、バトル漫画を読んで楽しむ。
悲しいかな、これだけでも大きな矛盾だ。

主人公のヴァッシュを人間では無いものと設定していること。
現実的な人間の考えを持った人物としてのニコラス。
理想を掲げることで直面するジレンマをしっかりと描いていて、超人間的な主人公でさえ挫折をする。
などなどのことがあるので不殺を掲げた作品としては良作だと考える。

人それぞれ色々な考えがあるだろうが、自分は現実がどんなものであれ、理想は捨て去るべきではないという考えである。
だからだらだらと書いたがかなり好きな作品である。
作品のメッセージを無視して単に娯楽として考えるとしても西部劇やSFの要素をもってガンアクションから超能力対決まで見せてくれる。


けっこう脱線したが、アニメで小学生の時分に印象に残ったのは、序盤のお気楽な感じからの後半の暗い展開。
今見るとそれほどだが、小学生の時だからけっこう鬱展開のように感じたと思う。
23話が衝撃的に感じたはず。
でも見直してみて23話は一番好きである。

それで映画について。
当然と言えば当然だけど、知っている人向け。
初めて見たら、ヴァッシュが年とらないのとかわからない。
アクションシーンはかっこいい。
SF的な要素は無い。漫画の10巻辺りからの派手な戦闘はアニメで見たいと思っている。
テレビでもOVAでもいいから作ってくれないかな。
この映画でもヴァッシュの不殺主義は健在であるが、漫画やアニメに比べると描き方は物足りなく感じる。
尺が短いのも原因としてはある。ジレンマは出てくるが、少し美化された印象も受ける。
音楽はけっこう良かった。H.T.をあまり聴けなかったのは残念ではある。

アニメか漫画を気に入れば、という感じ。
ファン向けの印象が強い。昔を懐かしんで見る作品。

Maroon 5 新譜

六月発売って記事があったので、もうすぐシングルがでるかなと思っていたら...
サイトが更新されていた。
北米ツアーと新しいアルバムについて。

アルバムは9月21日発売でした...
まあ噂は当てにならないと...
シングルのラジオ解禁が6月28日。
7月30日からツアー。ツアーで新曲演奏するよ、ということ。

アルバムは15曲だそう。
曲名もちらほら出ている。
説明も少しある。
まあどうせ抽象的な説明になるから期待を膨らませるだけのことだけど、まとめとく。

Hands All Over:ハードロック。これだけ。

Out of Goodbyes:素晴らしいカントリーバラード。Lady Antebellumが参加?
infused with musical and vocal contributions from Nashville chart-toppers Lady Antebellumってそういう意味かな?

Misery:ファンキーなギターとhigh-steppingなメロディー。
high-steppingは調べると気取ったとかの意味だけどまあ小洒落たくらいのニュアンスでしょうかね?
長い間ファンの人にはうれしい曲。1stに近い感じってことだろう。

Stutter:Miseryと同じく1stに近い感じだそう。propulsiveってことでノリがいいのかな。

Give A Little More:メロディー豊か。Misery、Stutterに同じ。これも1st寄り。

Don't Know Much About That:クラッシックでソウルフルなヴァイブを持った曲。
訳もへったくれもない。英語をカタカナにしただけ。
昔ながらの魂のこもった雰囲気、ノリの曲、でいいのかな。
これもまた旧いファン(と言ってもそれほど旧くはない)には嬉しい曲だそう。

1stに回帰(無理ではないが勝手な解釈)な感じだそうで...
とりあえずはシングルを楽しみに。
気長に待つ。

Knowing

2012を見て似たようなのあったなぁと思って見た。
結末がどうなるのかなと。
主な関心は結末に向いていた。

終末予言はいつの時代にもある。
どれも外れているんだけどね。
自分の小さい頃に流行っていたのはノストラダムス。
一時ほぼ信じきっていた時もあった(笑)。
人類滅亡すんのか。父さんも母さんもいなくなるのか。ばあちゃんもじいちゃんもいなくなるのか。
嫌だー、と思っていた。
家族の命も自分の命も誰の命もいつ無くなるかはわからない、とまでは考えていない。
だが幼心に死だとか命について考えさせられたわけではある。
家族を大切にしようと思ったということもある。

映画にも少し家族は大事だよ、ってメッセージはある。
終末予言、終末論ってのは自分の命やら家族の死やらを考えさせられることになれば、良い働きをしている。
もっと一日一日を有意義に生きようとか、兄弟に優しくしておこうとか考えるようになることもあるかな。
遅かれ早かれ家族の死ぬ時や自分の死ぬ時が来る訳であるから、終末論なんぞに頼らずとも意識を高めることはできる。

終末思想があるのはいいとして、いい大人になって騒ぎ立てる人や強く信じる人はよくわからん。
小さい頃信じていたクチであるが、今となってはよくわからん。
いついつに世界が終わる、自分が死ぬという事実があるからといって、結局のところどうしようもない。
いつもと変わらず生活するしか無い。
心がけてより良い生活をするか、何をしても無駄と開き直るってことも選択肢。
終末思想を強く信じる人は後者を選ぶのかな。

終末思想でダメだと思うものは、選民思想的なものや日常をほっぽってしまうこと。
どちらも自分の命に固執している。
前者は説明するまでもない。後者は他者(人類)の死を待っているという点で。
昨今の世の中ではたいていの場合、なんか変な宗教とかで金儲けに利用されているはず。

というわけで抱いたところであまり意味のある思想ではないと考える。
好きじゃない。
じゃあ何で映画見てんだよ、って自分で思う。
思想としては好きじゃないが、設定としてはアリという感じなのかな。
映画においても終末思想が取りざたされて金儲けに使ってんじゃないの、と考えちゃうけど、そりゃまどうでもいい。

結末の2012との比較だけを楽しみに見たので、その点で言えば異なる感じで良かった。
けっこう衝撃的(?)な結末。

大してストーリーに期待してなかったからいいんだけど、予言にもうちょっと意味を持たせて欲しかった。
結末を考えると予言も、予言者も?な存在。
予言の数字の意味が分かっていくとかそういうのは好きだから楽しめたっちゃ、そう。
もっと深ーい意味があったりすると良かった。
紙やホワイトボードに書かれた数字の羅列はその準備を考えるとちょっと感心する。
我ながらくだらない。

自分は怖いの苦手なんだけど、最初っからホラーくさくて嫌だった。
黒づくめの男の人たちとか、小さい女の子とか、森の中の家とか、こえー。
そう、石とか何だよ。これも意味わかんね。
真性のビビリだと思うから、たいていの人には、はぁどこが怖いって思われるだろう。

ほかには劇中では聖書をモチーフにした表現がいくつかあるが、日本人はそれほどなじみ深くないだろう。
あまり鑑賞には関係ないかな。
決定論と非決定論との話が少し出てくるが、これは面白いかな。
決定論と非決定論について考えるのは楽しい。
量子力学とかを考えると非決定論の方が優勢なのかなとか思うが、考え出すとどちらにも解釈できるのじゃないかと思う。

なんだかんだでこの映画はB級だと感じる。予告で期待した人にとっては特にそうだったんじゃないかな。
その理由はある存在が出てくること。
普通に見ても、けっこう突飛な展開というか設定。
中盤で臭わせてくるが。
終盤はあちゃーって感じてしまった。
怖いの苦手な人は特に見なくていいかな。
時間がある時に、寛容な心で見てあげて下さい。

ハリーとトント

ジャケ買いならぬジャケ借りをしたDVD。
そもそもジャケ買いという言葉をDVDに使うようになっているのかはちょっと疑問。
本来はCDに使う言葉だよね。
猫とおじいさんの旅。
猫が好き、ロードムービーも好きということで。

老人の描き方は良かったと思っている。
一見ではお洒落なおじいさんという印象を受けた。
だけど年老いてくると目立つと思われる融通の利かなさ、頑固さというものがうまく表現されていたと感じる。
自分の祖父たちが思い出された。携帯電話を使わないとか、海外旅行に行かないとかだけど。
父親でさえもそういうところはある。もちろん自分にも。
これまでの経験上、男性の方がそういう部分が目立つと思っているがどうなのかな。
それはさておき、老人になると目立ってくる特徴をうまく話に絡ませている。
忘れていたが、節操が無くなるというか他人の目を気にしなくなるというか、そういう特徴からの行動も劇中で見られる。
現実にもたまに見かける行動。オイオイと思うが、自分もするようになるのかなぁ。
年をとってからこの映画を見たら、どう感じるのだろう?
ハリーの色々な行動に共感とかするのかな?

猫のトントの方は登場シーンが思っていたより少なかった。
動物を前面に押し出した映画ではないということ。あくまでロードムービー。
ただ話の要点に絡んでくるのはトントである。
トントの存在によってハリーはいろいろな人と出会い、旅をすることになる。
劇中でトントは首輪を付けられているけど、熱心な動物愛護家に文句言われそうとか思った。
かごに入れられて長旅するのもアウトか?

他の登場人物も良い。家出少女や沈黙を守っている孫とか。
沈黙を守っている孫はリトル・ミス・サンシャインのポール・ダノと少し被った。
そういえばあの映画もロードムービーだったけ。
1970年代の映画だからコミューンだとかドラッグだとかのヒッピーのことがよく出てくる。

老人が主人公なので『老い』についても少しばかり考えさせられる。
最初の方に出てくるハリーの友人については老人の孤独というものを考えさせられる。
最近では問題になっていること。ハリーの友人は幸福だったと言えるのかな。
映画の中での出来事それ自体を見て肯定的に捉えるか、高齢社会となった現在の日本を考えて悲しく思うか。
見ていて複雑な気持ちになる。

ハリーが元恋人に再会する場面も印象的。
元恋人にはある変化が起きているけど、これも現在では映画の上映された時代よりも身近なことになっていると思う。
今の日本では自分の祖父母にも親にも自分にも起こりうること。
どちらかと言えばネガティブに捉えられがちのことである。
だがハリーと元恋人がダンスを踊る場面を見ていると穏やかな気持ちになった。
最後の浜辺のシーンも好きである。

今自分は若いのでどうしても老いるということには良い印象はないのだけど、この映画を見るとすこし『老い』というものを肯定的に捉えることができたと思っている。






プロフィール

none

Author:none
Tシャツ:
シャツ:
パーカー:
プルオーバー:
ニット:
ジャケット:
コート:
ベルト:
パンツ:
シューズ:

キャップ:
ストール:
バッグ:
ウォッチ:

最近の本:
最近の音楽:
最近の雑誌:
最近の漫画:
最近のアニメ:
最近の映画:
最近の人物:
最近の服:
最近の物:
最近の場所:
最近の出来事:
最近の食事:
最近の習慣:
最近の思索:
最近のキーワード:

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
楽天モーションウィジェット
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード